ホームベーカリーおすすめ10選!家庭製パン研究家が選び方やパン作りのコツを紹介

MV

「在宅時間が増えたので、パン作りをしてみたいけど難しそう……」
「ホームベーカリーってどれがいいんだろう?」

ホームベーカリーは材料を入れるだけで、初心者でもおいしいパンが手軽に焼けます。各メーカーからも、さまざまな機能をもった商品が販売されていますが、それだけに選び方に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、家庭製パン研究家の上田まり子さんに、ホームベーカリーの魅力や選ぶときのポイントをお聞きしました。

家庭製パン研究家・上田まり子さんに聞く
ホームベーカリーの魅力

最近のホームベーカリーは、パンを焼くだけではなく、さまざまな機能を兼ね備えています。そんなホームベーカリーの魅力を家庭製パン研究家の上田まり子さんに伺いました。

上田さんプロフィール

家庭製パン研究家

上田まり子さん

埼玉県富士見市で、天然酵母パン教室「わかば工房」を主宰。1997年にホームベーカリーを使い始めて、パンづくりに夢中になる。同年にホームベーカリーのレシピ&情報サイトを立ち上げ、さまざまなレシピなどを公開。これまでにホームベーカリーを使ったパンのレシピ本も多数出版している。

1. 好みのパンが手軽に作れる

パンの生地をこねたり、発酵させる作業は初心者にはハードルが高く、失敗しがちな工程。しかし、ホームベーカリーを使えば、材料を入れるだけで焼き上がりまで行ってくれるので、初心者でも簡単にパンを作ることができます

最近のホームベーカリーは、オーソドックスなものだけではなく、フランスパン風のパンや米粉パンなども焼けます。さらにグルテンフリーだったり、全粒粉やふすまなどを使用した健康に気を使ったパンが作れるメニューまで搭載されていたりと、パンだけでもメニューが多彩です。そして、生地作りや発酵の工程だけをホームベーカリーに任せるといった使い方もできるので、よりパン作りの幅が広がります。

パンケース

初心者でもふっくらおいしい食パンが手軽に焼ける

2. パン以外のメニューもいろいろ作れる

ホームベーカリーには、生地を作るための“こねる”機能や、発酵のための“温度を一定に保つ”機能、焼くための“加熱”機能がそろっています。

そのため、パンを作る以外にもさまざまなメニューがあります。ピザ生地やうどん、パスタの生地、ジャムを作るといった機能はほとんどの機種で標準といっても差し支えないくらい搭載されています。また、おもちが作れる機種や、ヨーグルトや甘酒などが作れる機種も最近のトレンドです。このように、ホームベーカリーが1台あるだけで、料理のレパートリーが増える可能性があります。

こね

もち米と水を入れるだけで、つき立てのおもちが味わえる

3. ホームベーカリーがあると生活がちょっと豊かになる

手軽にパンが作れるということのほかに、焼き立てのパンが食べられるというのがホームベーカリーの魅力です。焼き立ての香ばしい風味やフワフワした食感が楽しめるは、できあがったらすぐ味わえるホームベーカリーの醍醐味でもあります。

タイマーが付いたホームベーカリーを使えば、夜に材料を入れてタイマーをセットしておくだけで、朝には焼き立てのパンができあがっています。焼きたてのパンの香りで目覚めるのは贅沢です。普通に生活していると、焼き立てのパンを食べる機会というのは意外と少ないと思うので、朝からちょっとリッチな気分で食事が楽しめて、日々の生活が豊かになります。

上田さん愛用のホームベーカリー

上田さんお気に入り
エムケー精工/HBK-152W
私が愛用しているエムケー精工のHBK-152Wは、何でもできる機種というわけではないのですが、ねり・発酵・焼きが三段階ずつ個別設定できるのでとても便利です。ふだんは、作りたいパンに合わせて、ねり機能を調整して使ったり、天然酵母を起こすときに使っています。自身で調整しながらパンづくりをしたい人には使い勝手のいいホームベーカリーですね。

これを押さえればOK!
上田さんが教えるホームベーカリー選びのポイント

メーカーや価格帯によってさまざまな機能を備えた機種が発売されているホームベーカリー。購入する際に注目しておいた方がよいポイントを上田さんに教えてもらいました。

<ホームベーカリー選びのポイント>

  1. ホームベーカリーの容量、大きさをチェック
  2. 搭載メニュー、価格をチェック
  3. 自動投入機能をチェック
  4. 静音性をチェック

1. ホームベーカリーの容量、大きさをチェック

ホームベーカリーの容量は、1斤タイプ・1.5斤タイプ・2斤タイプの3種類があります。パン食が多い生活スタイルの方や、家族の人数が多い人などは、1.5斤や2斤タイプの容量の大きいものを検討してください。それ以外の方は、1斤タイプのホームベーカリーで、さまざな機種の中から選ぶのがよいです。

また、ホームベーカリー自体の大きさも容量とあわせてチェックしましょう。同じできあがりサイズでも高さがあるものや、縦に長いものなど形が機種ごとに異なっています。もちろん、できあがりサイズが大きくなれば、ホームベーカリー自体も大きくなります。ホームベーカリーのふたを開けた時の高さも要チェックです。購入する際は、家のどこに置くのかを考慮して検討するとよいと思います。

大きさ比較

左が1.5斤サイズ、右が1斤サイズ

2. 搭載メニュー、価格をチェック

最近の機種では、ブランパンや米粉を使ったパンが焼けるものもあるので、基本的にどの機種もパンを焼くことに関しては、十分なほどメニューが搭載されています。なので、メニューで一番チェックしたいポイントは、パン以外に何が作れるかというところ。ヨーグルトやおもちなどが作れる機種もあるので、「パン以外にどのようなものが作りたいのか」という部分で検討するのがよいと思います。

また、パン作りの機能の面では、だんだんパン作りが楽しくなってくると、次は天然酵母への興味が出てくる方が多いので、天然酵母パンに関するメニューがあるかどうかもチェックポイントといえます。天然酵母を使ったパンを作ったり、自身で天然酵母を育てたりと将来的にパン作りの幅が広がります。

一方でメニューが多いのはいいことなのですが、搭載メニューが多いものは価格が高くなる傾向があります。自分が作りたいものや将来的にやりたいことができるメニューと価格のバランスを考えるのも重要です。

メニュー表示

ホームベーカリーは、パン以外にもさまざまなメニューが作れる

3. 自動投入機能をチェック

付いているとうれしい機能として、自動投入機能があります。自動投入機能は2種類あり、イーストを入れるためのイースト自動投入と、レーズンをはじめとしたパンに入れる具材のための具材自動投入です。

具材投入機能は、工程の途中の適切なタイミングで具を投入してくれるところが非常に便利です。また、ホームベーカリーで使うドライイーストは水分に触れてしまうと発酵が始まるので、適切なタイミングで投入してくれる自動投入機能があると失敗が少なくなります。自動投入機能がないと水などと一緒に最初からイーストを入れなければならないので、夜にタイマーをかけて、朝焼き立てのパンを食べたい人にとっては、イーストの自動投入機能があると便利です。

自動投入

左が具材、右がイーストの投入口。具材の自動投入機能は、具材をどれくらい入れられるのかもチェックポイント

4. 静音性をチェック

最近のホームベーカリーは静音性に優れており、どれも静かなものが多いです。それでも、自動投入時の音が大きかったり、できあがった際のお知らせ音だったりと、音が鳴るポイントがあるので、寝ている間にパンを焼こうと思っている方は特にチェックしておくといいと思います。

【価格帯別】おすすめホームベーカリー10選

今回は、編集部が価格帯別でホームベーカリー10種をピックアップ。メニュー機能を中心に、気になる機能や特徴などを上田さんに解説していただきました。

メーカー/商品名 商品イメージ 容量 メニュー数 価格
コスパ抜群の
ホームベーカリー
シロカ/SB-1D151 シロカSB-1D151 1斤 20 1万7600円(税込)
エムケー精工/ふっくらパン屋さん HBS-100W ふっくらパン屋さん 1斤 18 1万7600円(税込)
ツインバード/Take bran!ブランパンメーカー BM-EF36W ツインバードTake-bran 1.5斤 18 1万6280円(税込)
ツインバード/PY-E635W ツインバードPY-E635W 1.5斤 16 1万6500円(税込)
アイリスオーヤマ/IBM-020 アイリスオーヤマ 2斤 19 1万978円(税込)
多機能
ホームベーカリー
パナソニック/SD-MT3 パナソニックSD-MT3 1斤 39 4万円(税込)
象印/パンくらぶ BB-ST10 象印パンくらぶ 1斤 26 3万8280円(税込)
パナソニック/SD-MDX102 パナソニックSD 1斤 41 5万1101円(税込)
シロカ/SHB-712/722 シロカホームベーカリー 2斤 29 2万6180円(税込)
パナソニック/SD-SB1 パナソニックSD-SB1 1斤 20 2万3980円(税込)

【2万円以下】
初心者でも手軽に作れる!コスパ抜群なホームベーカリー

最近のトレンドを押さえたメニューを搭載シロカ/SB-1D151

出典:https://www.siroca.co.jp/product/ouchibakery/

価格(公式サイト) 1万7600円(税込)
容量 1斤
幅×奥行×高さ(cm) 23.2×29.5×25.3
メニュー数 20
天然酵母対応メニュー
イースト自動投入 ×
具材自動投入 ×
タイマー機能
消費電力 500W
コードの長さ 約1.4ⅿ
公式サイトへ

シロカのホームベーカリーのエントリーモデル。メニューは20種類ながらも、もっちりした生食パンをはじめとした基本的なパンメニューのほか、糖質オフ食パンといったヘルシーパンや、「マルコメ」が監修した甘酒が作れたりと健康に気を使ったメニューも。他社のホームベーカリーと比べ一回り小さいコンパクトサイズになっていて、置き場所にも困らないサイズです。

上田さんプロフィール

1斤タイプでさらにコンパクトサイズなので、あまりスペースがとれない方にはちょうどよい大きさです。糖質オフ食パンが作れたり、甘酒が作れたりと最近のトレンドを押さえたメニューが搭載されています。

低価格ながら独立メニューを搭載エムケー精工/ふっくらパン屋さん HBS-100W

出典:https://www.mkseiko.co.jp/ls/products/homebakery/hbs100w.php

価格(公式サイト) 1万7600円(税込)
容量 1斤
幅×奥行×高さ(cm) 25×33×27.5
メニュー数 18
天然酵母対応メニュー ×
イースト自動投入 ×
具材自動投入 ×
タイマー機能
消費電力 ヒーター410W/モーター45W
コードの長さ 約1.2ⅿ
公式サイトへ

エムケー精工のホームベーカリーのエントリーモデル。4段階の発酵と2回のガス抜きを行うことでふっくらとしながらもきめ細かな、冷めてもおいしい食パンが焼けます。ねり、発酵、焼きそれぞれでプログラムを設定できるようになっており、多彩なアレンジパンが作れます。

上田さんプロフィール

古くからホームベーカリーを手がけているメーカーなので、信頼度が高いです。パンケースが、ほどよく熱が伝わる作りになっているので、この価格ながらも高価格の機種に近いふっくらとした柔らかいパンが焼けます。さらに、ねり、発酵、焼きの独立したメニューもあって、それぞれで調整して使えるので、価格以上のパフォーマンスです。

トレンドのブランパンが作れる!ツインバード/Take bran!ブランパンメーカー BM-EF36W

出典:https://twinbird-store.jp/products/bmef36.html

価格(公式サイト) 1万6280円(税込)
容量 1.5斤
幅×奥行×高さ(cm) 24×35×28
メニュー数 18
天然酵母対応メニュー ×
イースト自動投入 ×
具材自動投入 ×
タイマー機能
消費電力 ヒーター400W/モーター50W
コードの長さ 約1.4ⅿ
公式サイトへ

最近、低糖質で注目を集めている小麦の外皮である「ふすま」を使ったブランパンが作れるのが最大の特徴です。付属のレシピブックにはブランパンのアレンジも多数掲載。ブランパンのほかに、食パンや全粒粉パンや、おもちや焼き芋、甘酒など多彩なメニューが楽しめます。

上田さんプロフィール

専用の粉が必要にはなるのですが、最近のパン業界でも流行しているふすまを使ったブランパンが作れるのがこの機種の魅力。もちろん普通の食パンやおもちなども作れ、メニューも充実しています。

パン作りの入門にピッタリ!ツインバード/PY-E635W

出典:http://www.twinbird.jp/products/pye635.html

価格(公式サイト) 1万6500円(税込)
容量 1.5斤
幅×奥行×高さ(cm) 24×35×28
メニュー数 16
天然酵母対応メニュー ×
イースト自動投入 ×
具材自動投入 ×
タイマー機能
消費電力 ヒーター400W/モーター50W
コードの長さ 約1.4ⅿ
公式サイトへ

食パンはもちろん、残ったご飯を使って作るご飯パンなどのほか、ドライフルーツなどを入れたアレンジパンも焼けます。そのほかにも、おもちや焼き芋、甘酒と、最近のホームベーカリーの定番メニューがラインアップ。また、ねり、発酵、焼きの工程を単独で行える「独立モード」や、最大15時間のタイマーを搭載していて、機能も充実しています。

上田さんプロフィール

決してメニュー数は多くないのですが、初心者が始めるには問題ない程度にはそろっています。初心者の方が最初に買うのによい機種ですね。

かゆいところに手が届いた機能アイリスオーヤマ/IBM-020

出典:https://www.irisohyama.co.jp/products/electrical-appliances/cooking-appliances/other-cooking-appliances/home-bakery/home-bakery/

価格(公式サイト) 1万978円(税込)
容量 2斤
幅×奥行×高さ(cm) 24.9×36.2×29.4
メニュー数 19
天然酵母対応メニュー ×
イースト自動投入 ×
具材自動投入 ×
タイマー機能
消費電力 550W
コードの長さ 約1.4ⅿ
公式サイトへ

パンはもちろん、うどんやパスタなどの麺類や、ジャム、もちなど多彩なメニューに対応。さらに、1斤または2斤のサイズ選択ができるほか、パンの焼き色も3種類から調節可能となっています。操作パネルもシンプルなデザインで使いやすく、上ぶたには窓が付いていて工程が確認できるなど、低価格ながらもかゆいところに手が届いた仕様になっています。

上田さんプロフィール

最近注目の家電メーカー、アイリスオーヤマのホームベーカリーということで、メニューは19種類とそこまで多いわけではないですがエントリーとしては十分な数です。さらに、独立モードを搭載していて、ホームベーカリーのトレンドをしっかり押さえています。何よりもこれだけの機能が付いているのがうれしいです。

【2万円以上】
本格的なパンが焼ける!多機能ホームベーカリー

39種類の多彩なメニューを搭載パナソニック/SD-MT3

出典:https://panasonic.jp/bakery/p-db/SD-MT3_spec.html

価格(公式サイト) 4万円(税込)
容量 1斤
幅×奥行×高さ(cm) 24.1×30.4×34.7
メニュー数 39
天然酵母対応メニュー
イースト自動投入
具材自動投入
タイマー機能
消費電力 430W
コードの長さ 約1.0ⅿ
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パナソニックのホームベーカリーのミドル機。高級生食パン専門店「乃が美」が監修したレシピ「おうち乃が美」をはじめ、グルテンや乳製品フリーのメニューなど、全部で39種類のオートメニューを搭載。モーターの回転速度が変えられるインバーターモーターにより、メニューによってねりの速度が変えられます。それにより、多彩なメニューがありながらもそれぞれで適切なねりができるため、各メニューのおいしさを引き出せます。また、粗混ぜ機能により、チーズやベーコンなどの柔らかい具材も形を残したまま混ぜ込めるので、具材を入れたパンを作るのも得意です。

上田さんプロフィール

オートメニューの一つである「パン・ド・ミ」は、ビックリするほどふわふわの食感に焼き上がる優秀なメニューです。同じ型で0.5斤のパンも作れて、1斤と同様にふっくらしたパンに焼き上がるので、一人暮らしの人でも使い勝手がいいです。また、粗混ぜ機能があるので、ベーコンなどのパンの中に入れた具材の形が崩れにくく、具材を入れたパンを作りたい人にはぴったりです。

ミミまで柔らか食感象印/パンくらぶ BB-ST10

出典:https://www.zojirushi-direct.com/item/BBST10_WA.html

価格(公式サイト) 3万8280円(税込)
容量 1斤
幅×奥行×高さ(cm) 22.5×31.5×34.5
メニュー数 26
天然酵母対応メニュー
イースト自動投入
具材自動投入
タイマー機能
消費電力 ヒーター450W/モーター69W(50Hz)・63W(60Hz)
コードの長さ 約1.0ⅿ
公式サイトへ

神戸の食パン専門店「地蔵家」の協力により、パン店の窯を再現した「底面加熱ダブルヒーター」を搭載。すばやい加熱と底面からの高火力で、本格的な食パンのようなふっくらとした焼き上がりに。メニューも、イースト臭を抑えて焼き上げる「イースト少なめ」など26種類のメニューを搭載しています。さらに、こねが終わった時点で生地を取り出して、自分で成型や焼成などができる「ホームメイドコース」もあるので、より本格的なパン作りが楽しめます。

上田さんプロフィール

この機種のイチオシメニュー「プレミアムリッチコース」は、焼き上げて出したときにつぶれてしまいそうになるくらいの柔らかさ。他社のホームベーカリーと異なり、側面のほかに底面にもヒーターがあるので、ミミまで柔らかく焼き上がるのが魅力的です。

マニュアル機能で自分好みのパンが作れるパナソニック/SD-MDX102

出典:https://panasonic.jp/bakery/p-db/SD-MDX102.html

価格(公式サイト) 5万1101円(税込)
容量 1斤
幅×奥行×高さ(cm) 26.3×35.6×35.3
メニュー数 41
天然酵母対応メニュー
イースト自動投入
具材自動投入
タイマー機能
消費電力 430W
コードの長さ 約1.0ⅿ
公式サイトへ

パナソニックのホームベーカリーのハイエンド機種。高級生食パン専門店「乃が美」が監修したレシピ「おうち乃が美」や、グルテン、乳製品フリーのメニューといったミドル機同様のメニューを搭載。ミドル機との最大の違いは、ねり、発酵、焼きの工程のレベルをそれぞれで設定できる「マニュアル機能」。それにより、多彩なメニューやレシピのアレンジができます。

上田さんプロフィール

パナソニックのホームベーカリーは質の高いパン作りができる機種が多いです。その最上位機種ということで、ねり、発酵、焼成を単独で設定できるマニュアル機能が搭載されています。パン作りにハマっていくと、いろいろ作ってみたいという欲が出てくるので、この機能があれば、値段は高いですがその分、長い間飽きずにパン作りが楽しめると思います。

パン以外に作れるメニューが充実シロカ/SHB-712/722

出典:https://www.siroca.co.jp/product/ouchibakery/

価格(公式サイト) 2万6180円(税込)
容量 2斤
幅×奥行×高さ(cm) 26×36×31
メニュー数 29
天然酵母対応メニュー
イースト自動投入 ×
具材自動投入 ×
タイマー機能
消費電力 ヒーター500W/モーター50W
コードの長さ 約1.4ⅿ
公式サイトへ

普通の食パンだけでなく、天然酵母やライ麦を使ったアレンジパンが焼けます。パン以外のメニューも充実していて、できたてのチーズが味わえるフレッシュチーズコースや、とろける生キャラメルが作れるコースといった、ホームベーカリーの温度管理技術を使ったメニューも。1斤・1.5斤・2斤サイズのパンが焼けるようになっているので、その時々の状況に応じて、焼き上がりサイズが調節できます。

上田さんプロフィール

2斤サイズのパンが作れて、30近いメニューが搭載されているホームベーカリーです。具材投入などのタイミングで鳴るブザー音を消せるマナーモードは、静音性が気になる人にはうれしい機能です。

機能を絞ったエントリーモデルパナソニック/SD-SB1

出典:https://panasonic.jp/bakery/p-db/SD-SB1.html

価格(公式サイト) 2万3980円(税込)
容量 1斤
幅×奥行×高さ(cm) 24.1×30.4×33.7
メニュー数 20
天然酵母対応メニュー
イースト自動投入
具材自動投入 ×
タイマー機能
消費電力 370W
コードの長さ 約1.0ⅿ
公式サイトへ

パナソニックのホームベーカリーのエントリーモデル。「ドライ天然酵母食パン」メニューやグルテン、乳製品フリーのメニューなど20種類のオートメニューがあるほか、上位機種と同様に、室温センサーと庫内温度センサーを搭載しているので、上位機種とそん色なく、その時期に適した温度設定などのプログラムでパン作りができます。

上田さんプロフィール

メニュー数や具材の自動投入などの機能をできるだけそぎ落とし、上位機種と比べ、パン作りの初心者でも手を出しやすい価格まで下げた、パナソニックのエントリーモデルです。最初に買う機種としてはかなりオススメです。

パン作りのプロが教える!
ホームベーカリーでおいしいパンを焼く方法

手軽にパンが焼けるホームベーカリーですが、さらに、ちょっとしたことに気をつけたり、工夫したりすることで、よりおいしいパンに仕上げることができます。おいしく仕上げるコツを、パン作りのプロである上田さんにお聞きしました。

材料は新鮮なものを使う

料理の基本といえば基本なのですが、パンも新鮮な素材を使えばおいしさがアップします。特にイーストは鮮度が命で、封を開けてから長時間たったものを使うと、適切に発酵せずに失敗してしまうこともあるので、イーストは開封後すぐに使い切るようにしましょう。もし残ってしまった場合は冷凍保存し、半年以内に使い切りましょう。また、強力粉に関しては、国産のものを使うとより小麦の風味が感じられる味わいに仕上がります。

計量は正確に!

実は、パン作りの重要なポイントは計量です。イーストや塩の量を間違うと発酵がうまくいかなくなってしまう場合があるので、しっかりとレシピどおりの分量を量るようにしましょう。

電子軽量

計量する際は、0.1g単位で量れる電子はかりがおすすめ

季節によって水の温度には気をつける!

気温が高い夏は生地の温度が高くならないように、氷を入れて水の温度を下げ、逆に気温が低い冬は35℃程度の人肌に温めてから入れると、生地がより適切に発酵してくれるのでふっくらしたパンに仕上がります。

軽量

氷は直接パンケースに入れずに水のみをパンケースに計量します

バターは後から入れる!

手ごねでパン生地を作る場合は、生地がまとまってからバターを加えます。それは、パン生地のグルテン膜をしっかりとつくるためです。ホームベーカリーでも同様に、バターは生地をこね始めてから5分程度たってから入れましょう。そうすることで、ふっくらした美味しいパンができ上がります。

バター

バターを後から入れることで、生地の状態、計量ミス、羽根のつけ忘れなどの確認もできます

ホームベーカリーでよくある失敗例

せっかくホームベーカリーを使うなら、「失敗しないでおいしいパンを焼きたい」とは誰もが思うこと。そこで、失敗しないための注意点を上田さんにお聞きしました。

Q. 焼き上がったパンが膨らんでいないのはなぜ?

A. 発酵不足か過発酵が考えられます。ホームベーカリーの場合は、故障していたり、メニューを間違っていないかぎりは、発酵時の温度調整は問題ないはずです。つまり、発酵不足の場合は、イーストの量が不足していたり、量は正しくてもイーストが機能していない場合なので、正しい量の新鮮なイーストを使うことで発酵不足は防げます。逆にイーストが多かったり、水の温度が高いと過発酵になってしまうので、イーストの量や水の温度に気をつけましょう。前出項目の、夏場冬場の水対策は必須です。

Q. 生焼けになってしまうのはどうして?

A. 原因の一つとして考えられるのは、水分量が多いということです。これは、しっかり計量をすることで防げます。もう一つの原因は、通常のメニューを選択したつもりが、早焼きメニューになっていた場合です。早焼きメニューの場合は、早く焼けるようにレシピが調整されているので、通常のレシピのままで早焼きメニューにしてしまうと生焼けになることがあります。

Q. 焼き上がったと思ったら生地が粉のままだったのはなぜ?

A. ありがちな失敗の一つなのですが、原因は生地をこねるときに必要な羽根の付け忘れです。羽根がないので、生地が混ざらずに粉のまま。材料を入れる前に羽根が付いているか確認を忘れないことと、生地をこねる工程に入ったらふたを開けて正常に生地がこねられているか確かめましょう。

羽根

材料を入れる前に、羽根を付け忘れていないかチェック

Q. 味のしないパンが焼けたのはなぜ?

A. 塩を入れ忘れると、味のしないパンが焼き上がります。その場合、過発酵でパンの上部がへこんでいることもあり、パンの食感もパサパサとした口当たりになってしまいます。塩は、パンにはなくてはならない素材なので、絶対に忘れてはいけませんし、分量も正確に量って入れることが大切です。

まとめ

最近のホームベーカリーは、パンを焼くことをメインにしながらも、おもちや甘酒、ヨーグルトまで作れるなど便利な調理器具に進化しています。1台あれば、料理のレパートリーが増えるほどです。

パンを焼く機能に関しても、普通の食パンはもちろん、全粒粉や米粉、ブランなどを使ったパンなども作れます。ですから、ホームベーカリーを選ぶ際は、自分が使いたい機能をメインに、大きさなどを考慮して選ぶのがよいです。

今回は、価格帯別で紹介しましたが、高価格帯のものであればパン作りにハマったときにさまざまなメニューに対応できる機能が充実していたり、低価格帯のものであればパン作りをメインにさまざまな料理を楽しむことができたりとどちらも多彩な機種がそろっています。自身の使い方によってホームベーカリーを選んで、少しリッチな食生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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